インビザラインのアタッチメントとは

インビザラインは、透明で目立ちにくいマウスピースを使用した矯正治療です。従来のワイヤー治療では金属の矯正器具が目立ってしまい、気になってなかなか矯正治療に踏み出せない方もいらっしゃるかと思います。しかし、インビザラインのように目立ちにくい治療方法を知って、矯正治療に前向きになった方が多くいらっしゃいます。

インビザラインでは、マウスピースを装着するにあたってアタッチメントを使用します。アタッチメントは、マウスピースのズレを押さえるために重要な役割を果たすもので、歯の表面に歯とほぼ同じ色の突起物をつけます。樹脂でできているアタッチメントは、治療を始める際に歯にしっかりと付着させなければいけません。

マウスピースを外している時もアタッチメントは常に歯に付着していることになります。そのため、歯ブラシで歯と一緒に優しく丁寧にブラッシングをしましょう。はじめのうちはアタッチメントが舌に触れるときに違和感があるかもしれません。ですが、マウスピースを装着している時間がほとんどのため、徐々に気にならなくなります。

アタッチメントにはマウスピースをしっかりと固定するだけでなく、歯にかかる圧力を調整する役割があります。上手に歯が動くよう、矯正をサポートしてくれます。どの歯につけるのか、いくつつけるのかは個人差があります。また、マウスピースをする歯すべてにアタッチメントをつけるのではなく、限られたいくつかの歯に付着させます。歯の状態や治療計画に沿って、歯科医師が必要なアタッチメントの数や場所を判断します。治療効率の判断はもちろん、目立たずに過ごしやすいようにという視点でも考えられています。

アタッチメントは矯正治療を開始して、マウスピースをつけている期間はずっとつけているものです。矯正治療をスムーズに進め健康な歯を維持するためにも、必要性を理解し、日々のオーラルケアを怠らないようにしましょう。