喫煙者はインビザライン矯正ができる?

喫煙者もインビザライン矯正を行なうことは可能ですが、注意が必要です。
タバコに含まれるニコチンが及ぼす影響として、血管を収縮させ、血流を悪くすることが挙げられます。そのため、歯ぐきにも酸素が十分に行き渡らなくなってしまいます。
歯ぐきが血行不良の状態になると、まず歯周病のリスクが高まります。血流が悪くなることで、歯周ポケットの中に歯周病菌が繁殖しやすくなるのです。
■歯の動きが遅くなる??
歯周病が悪化から血行不良が及ぼす影響は、歯の動きが遅くなることです。
結果、矯正治療の遅延を招くこととなります。矯正治療の効果を少しでも早く得るためには、喫煙を控え、歯ぐきを健康な状態にしておくことをおすすめします。
インビザライン矯正の場合、マウスピースを装着するため喫煙による色素沈着も考えられます。
また喫煙者の場合、また自然の歯と同様に、タバコを吸うことでマウスピースに汚れが付着しやすくなり、口臭の原因となります。
このように、喫煙しながらマウスピース矯正を行なうことには、着色汚れがつく、矯正治療が遅延する、歯周病のリスクが高くなる、口臭の原因になるといったことがデメリットです。
喫煙者がインビザラインをできないわけではありませんが、禁煙したほうが、より早く美しい歯になる効果が期待できます。
インビザラインでの矯正治療をきっかけに、ご自身の健康のためにも禁煙を検討されてはいかがでしょうか。
名古屋イースト歯科・矯正歯科では、さまざまな矯正治療症例に対応しております。
インビザライン矯正に関する疑問、ご質問などご自身にとってどのような治療が適しているのかお困りの際にもお気軽にご相談ください。
記事監修 │ 名古屋イースト歯科・矯正歯科 歯科医 原田正守

- ■略歴
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- ・歯学博士 2007年取得
- ・愛知学院大学大学院歯学研究科卒業
- ・愛知学院大学歯学部非常勤講師
- ■資格・研修
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- ・インビザライン認定医
- ・日本顎関節学会専門医
- ・ジャパンオーラルヘルス学会 認定医・代議員
