「インビザラインが痛い…やめたい」そんな時の対処法 │名古屋市のインビザライン(マウスピース矯正)なら、藤が丘駅1分の名古屋イースト歯科・矯正歯科

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「インビザラインが痛い…やめたい」そんな時の対処法

「インビザラインが痛い…やめたい」そんな時の対処法

インビザライン治療中に強い痛みを感じ、「もうやめたい」と思いつめることは珍しくありません。
インビザラインが痛い時は、下記の対処法を試してみましょう。

・食事は柔らかいものを食べる
・鎮痛剤を服用する
・口腔内を清潔に保ちトラブルを防ぐ

それでも痛みが強く、「インビザラインをやめたい」 と思った場合は、自己判断で中断せず、必ず歯科医師に相談してください。

インビザライン治療を途中でやめてしまう場合、様々なリスクがあります。

・後戻りして歯列が悪化する
・費用と時間が無駄になる
・再開する際に治療計画の立て直しと追加費用がかかる

この記事では、インビザラインで痛みが発生するタイミングや具体的な対処法、痛みが続く期間の目安、そして治療中断のリスクを解説します。

「インビザラインが痛い…やめたい」そんな時の対処法

なぜ痛い?インビザラインで痛みが発生する4つのタイミング

インビザライン矯正で生じる痛みは、歯が計画通りに動いている証拠でもあります。特に痛みを感じやすいのは、治療過程における特定のタイミングです。
矯正中に痛みが発生しやすい4つの主な状況について理解を深めることで、冷静に対処しやすくなります。ここでは、具体的な痛みのタイミングについて解説します。

初めてマウスピースを装着した時の圧迫感

インビザライン治療を開始して、初めてマウスピースを装着した際は、歯全体が締め付けられるような圧迫感や、歯が浮くような違和感を伴う痛みを感じることがあります。
これは、今まで力がかかっていなかった歯に対して、持続的な矯正力を加え始めるために起こる正常な反応です。
この痛みは歯が動き始めたサインであり、通常は装着から数日経てば身体が慣れてきて、徐々に感覚は和らいでいきます。

新しいマウスピースに交換した直後の締め付け

インビザライン治療では、一定期間ごとに新しいアライナー(マウスピース)に交換し、段階的に歯を動かしていきます。
マウスピースを変えたてのタイミングでは、歯列を次の段階へ移動させるための新たな圧力がかかるため、再び強い締め付けを感じ、痛みが生じやすくなります。

通常、この痛みはアライナーを交換してから2~3日がピークとなりますが、歯が新しい位置に慣れていくにつれて徐々に軽減されます。

食事で噛んだ時に歯が響く感覚

矯正治療中は、歯を支える歯根膜という組織が、歯の移動に伴って敏感な状態になります。
そのため、食事の際に食べ物を噛むと、歯の根元に響くような痛みを感じることがあります。
特に、りんごや硬いパン、肉類などを食べる時に痛みを感じやすいです。
これは、歯が動いている最中で一時的に不安定になっているために起こる現象です。
痛い時には無理をせず、柔らかい食事を選ぶなどの工夫が求められます。治療が進み、歯が安定してくると、この種の痛みも次第に落ち着いていきます。

アタッチメントやマウスピースの縁が口内に当たる時

インビザライン治療では、歯を効率的に動かすために「アタッチメント」と呼ばれる小さな突起を歯の表面に装着することがあります。
このアタッチメントや、マウスピースの縁が頬の内側や舌、歯茎に接触し、こすれることで口内炎ができたり、傷ついたりして痛みを感じる場合があります。
特に装着し始めや、新しいマウスピースに交換した直後は違和感が強く出やすいです。
多くは数日で慣れてきますが、鋭利な部分があって痛みが続く場合は、歯科医院で調整してもらう必要があります。

「インビザラインが痛い…やめたい」そんな時の対処法

痛くて耐えられない時に自分でできる対処法

インビザラインによる痛みが強く、日常生活に支障をきたす場合でも、すぐに歯科医院へ行けない状況は考えられます。
そんな時に備え、ご自身でできる応急的な対処法を知っておくことは精神的な安心につながります。
ただし、これらの方法はあくまで一時的に痛みを緩和するもので、根本的な解決法ではありません。
痛みが長引く場合は、必ず歯科医師に相談することが前提です。

痛みが強い数日間は柔らかい食事を選ぶ

マウスピースを変えたての数日間など、噛むことによって痛みが生じる場合は、歯への刺激を極力避けることが重要です。
痛みが強い期間は、おかゆや雑炊、スープ、うどん、ヨーグルト、豆腐といった、あまり咀嚼を必要としない柔らかい食事に切り替えることを推奨します。
歯が新しいマウスピースに慣れて痛みが和らぐまで、食事内容を工夫することが有効な対処法となります。

用法・用量を守って市販の鎮痛剤を服用する

どうしても痛みが我慢できない場合には、市販の鎮痛剤を服用することも選択肢の一つです。
どの薬を選べばよいか迷うかもしれませんが、一般的にアセトアミノフェンを主成分とする鎮痛剤が推奨されることが多いです。
一部の鎮痛剤(イブプロフェン系など)は、歯の移動を抑制する可能性が指摘されているため、使用前に歯科医師や薬剤師に相談するとより安心です。
薬を服用する際は、必ずパッケージに記載されている用法・用量を厳守し、あくまでも一時的な痛みをしのぐための手段として利用してください。

口内を清潔に保ち炎症などのトラブルを防ぐ

マウスピースを長時間装着していると、唾液による自浄作用が歯に行き渡りにくくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
口腔トラブルが発生すると、矯正による痛みとは別に、歯茎の腫れや歯の痛みといった新たな問題を引き起こす可能性があります。
食後の歯磨きを徹底し、マウスピースも専用の洗浄剤を使うなどして常に清潔に保つことが、余計な痛みを防ぐ上で非常に重要です。

「インビザラインが痛い…やめたい」そんな時の対処法

自己判断は危険!痛みが続くなら歯科医師に相談を

紹介したセルフケアを試みても痛みが一向に引かない、あるいは日に日に増していくような場合は、自己判断で我慢を続けるべきではありません。
また、マウスピースが浮いてしまい、明らかに歯にフィットしていない、特定の歯にだけ激しい痛みを感じるなどの異常がある時も同様です。
これらは、治療計画に何らかの問題が生じているサインかもしれません。

無理に装着を続けると、歯根や歯茎に予期せぬダメージを与えてしまうリスクもあります。
少しでもおかしいと感じたら、速やかに治療を受けている歯科医院に連絡し、専門家である歯科医師の診察を受けてください。

 

「インビザラインが痛い…やめたい」そんな時の対処法

痛みはいつまで続く?痛みのピークと期間の目安

この痛みは一体いつまで続くのか、という先の見えない不安は治療を続ける上での大きなストレスになります。
痛みの感じ方には個人差があるため一概には言えませんが、一般的な傾向を知っておくだけでも心構えができます。

インビザラインの痛みは新しいマウスピースに交換してから2~3日がピークで、その後は徐々に和らいでいき1週間ほどで気にならなくなるケースがほとんどです。
特に圧力が強くかかる夜や寝起きに痛みを感じやすいですがこれも数日で慣れていきます。

「やめたい」と決める前に知ってほしい治療中断のリスク

耐え難い痛みが続くと、治療そのものをやめてしまいたいという気持ちが強くなるかもしれません。
しかし、歯科医師への相談なく自己判断で治療を中断してしまうと、様々なリスクやデメリットが生じます。
治療をやめてしまった場合、歯並びや費用、そして再開の際にどのような問題が起こりうるのかを正しく理解しておくことが、後悔のない選択をするために不可欠です。
ここでは、治療を中断した場合の具体的なリスクについて解説します。

後戻りして歯並びが治療前より悪化する可能性

矯正治療をやめてしまった場合、それまで動かしてきた歯は元の位置に戻ろうとする「後戻り」という現象を起こします。
治療途中の歯は非常に不安定な状態にあるため、矯正力をかけなくなると、予想以上に早く動いてしまうことがあります。
その結果、歯並びが治療前の状態に戻るだけならまだしも、中途半端に動いた歯が干渉しあって、かみ合わせが以前より悪化するなど、治療開始前よりも悪い状態になってしまうリスクすら存在します。

これまでかけた費用と時間が無駄になる

インビザライン治療には、少なくない費用と、数ヶ月から数年にわたる長い治療期間が必要です。
もし途中で治療をやめてしまった場合、歯並びが元に戻ってしまえば、それまでに支払った高額な治療費は結果的に意味をなさなくなります。
また、精密検査や定期的な通院のために費やした多くの時間もすべて無駄になってしまいます。
経済的、時間的な負担を考慮すると、安易な中断は大きな損失につながることを理解しておく必要があります。

再開する際に治療計画の立て直しと追加費用が必要になる

一度治療をやめてしまったけれど、やはり再開したいと考え直した場合でも、以前の続きから簡単に始められるわけではありません。
中断している間に歯が後戻りを起こしているため、現在の歯並びを正確に把握するための精密検査からやり直す必要があります。

そして、その状態に合わせて治療計画を一から立て直し、新しいマウスピースを再度作製することになります。
当然、再検査やマウスピースの再作製には追加の費用が発生し、結果として中断せずに続けた場合よりも総額が高くつく可能性が高いです。

まとめ

インビザライン矯正に伴う痛みは、歯が正しく動いている証拠であり、多くの人が経験する過程です。
特に新しいアライナーに交換した直後の数日間が痛みのピークとなることが多く、食事の工夫や鎮痛剤の服用といった対処法で乗り越えられる場合がほとんどです。

しかし、我慢できないほどの痛みが続く場合や、異常を感じた際には、自己判断で中断せず速やかに歯科医師に相談することが重要です。

治療をやめてしまうと、後戻りを起こして時間や費用が無駄になるだけでなく、再開時にさらなる負担が生じるリスクがあることを理解しておく必要があります。

記事監修 │ 名古屋イースト歯科・矯正歯科 歯科医 原田正守

歯科医 原田 正守
■略歴
  1. ・歯学博士 2007年取得
  2. ・愛知学院大学大学院歯学研究科卒業
  3. ・愛知学院大学歯学部非常勤講師
■資格・研修
  1. インビザライン認定医
  2. 日本顎関節学会専門医
  3. ・ジャパンオーラルヘルス学会 認定医・代議員

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