インビザライン治療を受診する医院の選び方
インビザライン治療は、どこの医院でも同じ仕上がりになると思うかもしれません。
しかし、治療の仕上がりは歯科医師の経験や技術、医療体制によって大きく左右されます。理想の歯並びを手に入れるためには、歯科医院選びが重要です。
本コラムでは、インビザライン治療における歯科医院選びの重要性を解説します。
インビザライン治療を成功させて、美しい歯並びを手に入れましょう。
インビザライン治療とは?
インビザライン治療とは、透明なマウスピースを使用して歯並びを改善する矯正治療の一種です。
特徴は下記の通りです。
・矯正中も矯正器具が目立たない
・矯正に必要な期間は1~3年
・マウスピースは着脱が可能
・保険が適用されず自費診療でのみ治療可能
ワイヤー矯正とは異なり矯正器具が目立たないため、非常に人気の高い矯正治療です。
また、マウスピースはご自身で着脱が可能なため、普段通りに食事や歯みがきができます。
インビザライン治療は緻密な治療計画に基づいて進める必要があります。このため、クリンチェックと呼ばれる専用ソフトウェアを使い、歯並びがどのように動くのかシミュレーションしながら治療を進めます。
クリンチェックは高精度のシミュレーションが可能ですが、歯科医師による細かな調整は必須です。治療計画の立案や治療中の調整が適切に行われなかった場合は、治療の失敗につながるケースがあるため、歯科医師の経験や技術が重要といえます。
歯科医院の選び方
歯科医院を選ぶ際は、以下のポイントに着目しましょう。
・インビザライン治療の実績数
・インビザライン治療に必要な設備の有無
・認定資格を持つ歯科医師が在籍
各項目について解説いたします。
インビザライン治療の実績数
歯科医師の経験や技術は、治療実績から読み取れます。そのため、インビザライン治療の実績数が多い歯科医院は信頼できるといえるでしょう。
インビザライン治療に必要な設備の有無
インビザライン治療を成功させるためには、口腔内全体を把握する必要があり、歯の生え方や骨の状態を確認するための精密検査が重要となります。
例えば、歯型を細部までスキャンできる3D口腔内スキャナーや矯正歯科用レントゲンなどがあることで、安心・安全にインビザライン治療を進めることができます。
このため、検査設備が整っている歯科医院を選ぶと良いでしょう。
認定資格を持つ歯科医師が在籍
インビザライン認定医のように、専門性がわかる資格を持つ歯科医師が在籍しているかチェックしましょう。インビザライン認定医とは、治療実績数に応じた認定制度で、インビザライン治療に精通した歯科医師を見極めるポイントの1つです。
歯科医院の設備や治療実績数、歯科医師の資格などは歯科医院の公式サイトで公開されているため、事前に確認しましょう。
個人医療とチーム医療の違い
歯科医院によって、インビザライン治療の医療体制は異なります。
ここでは、個人医療とチーム医療の違いを解説し、チーム医療のメリットを紹介します。
個人医療の落とし穴
個人医療では、1人の歯科医師の経験や技術が治療結果に直結します。インビザライン治療の経験が少ない歯科医師が担当した場合は、長期間の治療を受けても、理想の歯並びにならない恐れがあるため注意してください。
インビザライン治療では、適切な診断と治療計画の立案、そして症例ごとに最適な治療方法を歯科医師が選択することが重要です。
例えば、インビザライン治療では対応が難しい症例の場合は、ほかの矯正方法を併用するケースがあります。患者さま一人一人に最適な治療を提案するためには、さまざまな角度からの診断が必要です。
個人医療は偏った方針で治療の可能性を狭めたり、治療の失敗を招いたりする場合があります。
チーム医療の強み
チーム医療の強みは、複数の視点で診断や治療ができる点と、ミスが起こりにくい点です。
シミュレーション通りに治療が進まない場合でも、複数人の知識や経験を活かして柔軟に対応できます。
矯正治療で患者さまの理想の歯並びを実現するためには、治療中の予期せぬトラブルにも対応できる技術力が必要です。チーム医療では、歯科医師がそれぞれの技術力を十分に発揮した治療ができます。
患者さま一人一人に最適な治療を提供するためには、チーム医療が重要だといえるでしょう。
当院がチーム医療を徹底している理由
当院はチーム医療を重要視しており、複数の視点で患者さまを診断する体制を徹底しています。
ここでは、当院がチーム体制でインビザライン治療を提供する理由を紹介します。
取り返しがつかないミスを防ぐため
インビザライン治療では、歯科医師の誤判断で歯を削りすぎたり、間違った歯を削ってしまったりする例があります。また、インビザライン治療が原因で歯並びや噛み合わせが悪化し、再度治療が必要になるケースもあります。治療結果に納得できず、セカンドオピニオンを探す方も少なくありません。
一度矯正治療を始めると、矯正前の歯並びに戻すのは難しく、失った歯は元には戻りません。インビザライン治療では、たった1つのミスで取り返しがつかない状況になる恐れがあります。
複数の歯科医師が診断や治療をダブルチェックし、取り返しがつかない状況を発生させない医療体制を整えています。
歯科医師の独断的な診断を防ぐため
単純な診断ミスだけでなく、1人の歯科医師による独断的な診断には大きなリスクがあります。
1つの診断ミスによって、治療の失敗や治療期間の延長、費用面で患者さまの負担が増えるなどの恐れがあります。治療計画の立案や治療中に必要となる調整を、1人の医師のみで行うのは危険だといえるでしょう。
かし、チーム医療の場合は広い視野で柔軟な治療が提供可能です。1人の歯科医師の独断で矯正治療が進むことはなく、確実な治療を行う体制が整っています。
YouTubeショート動画/チーム医療の歯科医院を選ぶべき理由
当院の医療体制や方針
当院の強みは「三位一体のチーム体制」です。
ここでは、当院の医療体制の特徴や患者さまの負担に配慮した治療方針について紹介します。
三位一体のチーム体制
当院では、9名の矯正医と約20名の歯科衛生士によるチーム体制で医療を提供しています。
3人の担当医が1組となり、複数の視点から患者さまを診断する体制を整えているため、安心して矯正治療を受けていただくことができます。
また、院内でサードオピニオンにも対応できるため、より確実な治療が受けられます。チーム医療ならではのチェック体制で、最善の治療を提供しています。
豊富な治療実績
当院は矯正歯科治療において4,000症例以上の実績を有しております。なかでもインビザライン治療は1,500名以上の患者さまに提供して参りました。
加えて、複数の歯科医師が協力し合い、矯正歯科だけでなく、歯の機能回復を目標とした包括的な治療も提供しています。矯正治療に限らず、歯に関するお悩みがある方は、ぜひご相談ください。
なるべく負担が少ない治療を提供
矯正治療といえば、歯を抜いたり削ったりするイメージが強いかもしれません。また、矯正治療中の痛みや見た目が不安で、治療に踏み出せない方もいるでしょう。
当院では、矯正治療中の痛みや見た目の問題を改善するために、インビザライン治療を推奨しております。
また、可能な限り抜歯はせず、矯正治療中の日常生活への影響を見据えた、負担の少ない治療が特徴です。
当院では、矯正治療や歯のお悩みついての無料相談を実施しています。インビザライン治療を検討中で、どの歯科医院で治療を受けるべきか迷っている方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
Q1:虫歯がある状態でもインビザライン治療はできますか?
A1:インビザライン治療の開始前であれば、虫歯治療を優先します。
インビザライン治療中に、虫歯になった場合の対処法は以下のコラムをご覧ください。
「虫歯や歯周病でもインビザラインはできる?」
Q2:インビザライン治療中は定期的な通院が必要ですか?
A2:治療中の経過を観察するため、1か月半〜2か月に1回のペースで通院が必要です。