大人になってからの矯正方法として、非常に人気の高いインビザライン。目立ちにくく、矯正をしながら生活がしやすいため、年々インビザラインを希望する患者様が当院でも増えています。

もともと大人用だったインビザラインですが、最近では子供向けマウスピース矯正、「インビザラインファースト」も注目を集めています。

本記事では、子供のマウスピース矯正、インビザラインファーストがおすすめである理由、子供のマウスピース矯正のメリット・デメリットをご紹介します。

子供のマウスピース矯正、インビザラインファーストは大人用と何が違う?

子供のマウスピース矯正、インビザラインファーストは、混合歯列期と呼ばれる乳歯から永久歯に生え変わる時期の子供のために作られた、子供向けマウスピース矯正器具です。すべて永久歯になっている大人とは異なり、生えかけの歯に対応すること、自分での管理が難しい子供の装着時間管理などの機能が備わっています。

これまでワイヤー矯正しか選択肢がなかった子供の矯正も、子供向けマウスピース矯正ができたことで、親側が管理しやすいという声をいただくことも多いです。大人用のインビザラインと同様に、子供のインビザラインも食事のときは取り外して歯を磨き、また装着をすればOK。ワイヤー矯正のように食事後のケアに時間がかかりすぎることもありません。

従来主流だったワイヤー矯正に比べ、透明で目立ちにくい子供のインビザラインは、多感な年頃のお子さんにも受け入れられやすい矯正方法といえるでしょう。

子供のインビザライン、インビザラインファーストのメリットは?

子供のインビザライン、インビザラインファーストの主なメリットは下記5点です。

・多感な年頃に外見を変化させずに矯正ができる
子供のインビザラインを装着する小学校低学年の時期は、自分と他者を比べる視点が育ってくる年頃です。ストレートに容姿を指摘するような言葉もかけられやすい年齢でもあるため、目立つ矯正器具をつけたくないというお子さんと、将来のために矯正してあげたいという親の思惑が噛み合わないという声も耳にします。

しかし、子供向けマウスピース矯正のインビザラインファーストであれば、透明で目立ちにくいため、お友達にも気づかれることなく矯正が可能です。

・ダラダラ食べの予防、歯磨き習慣などの生活習慣が身につく
食事の間にダラダラと間食をするのはよくない生活習慣ですが、子供ならやってしまいがちなことといえるでしょう。しかし、子供のインビザラインを着けていれば、装着時間があるためダラダラ食べることを予防しやすくなります。また、子供のインビザラインを着ける前には歯磨きをするので、自然と食べた後に歯を磨く習慣が身につく点も大きなメリットです。

・早めに矯正を行うことで、外科的な手術を回避できる可能性が高い
子供のインビザライン治療は、混合歯列期の矯正治療である第一期、永久歯が生え揃ってから行う矯正治療の第二期に分かれています。

第一期の約1年半の矯正治療では、歯が過剰に出てくることを抑制する萠出タブ、生えかけの歯に対して生えてくるスペースを確保する萠出スペースなどが用意できるため、生えかけの歯がきれいに生えてくるように誘導しながら歯を生やすことも可能です。

混合歯列期に子供向けマウスピース矯正をしておくことで、抜歯や骨格などの外科的な治療を回避できる可能性が高くなるのも大きなメリットでしょう。

・第二期治療の期間を短縮できる
第一期に子供向けマウスピース矯正をしておけば、過剰歯の予防、生えかけの歯の矯正ができます。その後はリテーナーを装着して安定させながら永久歯への生え変わりを待つため、第二期の治療期間を短縮、リテーナーで矯正がほぼ完了する患者様も多いです。

第二期の矯正治療が必要な場合は永久歯が生え揃ったら、子供向けマウスピース矯正から大人用インビザラインに切り替えて矯正を行います。

子供のマウスピース矯正、インビザラインファーストのデメリットは?

子供のマウスピース矯正、インビザラインファーストのデメリットとしては、下記2点があります。

・20時間以上の装着が必要
成長途中の歯や顎を持つ子供のマウスピース矯正治療であるため、1日20時間以上の装着が必要です。食事の後はすぐ装着というサイクルを行います。
しかし、子供向けマウスピース矯正のインビザラインファーストであれば、透明で目立ちにくいため、お友達にも気づかれることなく矯正が可能です。

家にいる時間は親が管理できても、学校に行っている間はお子さん自身での管理が必要なため、装着時間の確保が難しいこともあるでしょう。子供のマウスピース矯正の難しい点は、こういったところにあります。

・子供のインビザラインは治療に入る条件が決まっている
第一大臼歯があり、切歯が2歯2/3以上生えている、また少なくとも3/4顎に乳歯、またはまだ生えていない永久歯が2歯以上ないと子供のマウスピース矯正治療はできません。ですので、前歯が生え変わった小学校2~3年生くらいが最適な時期となります。

子供向けマウスピース矯正を使って治療を行っておけば、治療期間の短縮、抜歯の回避など、大人になってからの矯正よりもメリットがとても多いです。装着時間が長い点は管理が必要ですが、一定期間対応すれば今後きれいな歯並びで過ごすできると考えれば、メリットのほうが大きいと感じる方も多いのではないでしょうか。

子供のインビザラインで矯正の良さを早いうちに経験しておくことで、オーラルケアの大切さを伝えることもできます。一生付き合っていく歯を大切にする考えをお子さんに伝えたいと、子供のマウスピース矯正を決める親御さんも多くいらっしゃいます。

お子さんの将来の健康を支える習慣づくりの一貫として、子供向けマウスピース矯正を検討されてみてはいかがでしょうか。