まず、矯正をしないことで起こる生活のリスクには一体どのようなことがあるのでしょうか。イースト歯科に勤務する3人の歯科医師それぞれに、リスクについて話していただきましょう。

■歯科医師 梶敬太

矯正をしないことで起こる生活のリスクで挙げられるのは、噛み合わせなど顎の機能が悪くなること ではないでしょうか。

矯正は美しい歯並びに整える意味だけではなく、噛み合わせなどを正しく調整し、顎の機能を正常に保つという意味合いも大きく含まれています。

人が噛む力は非常に強く、上下の歯を合わせているだけでも顎には非常に大きな負担がかかっています。

顎関節症などはその負荷などが原因とされる場合もあるほどです。正しい噛み合わせではない状態でずっと咀嚼することで、顎関節症になって口が開かなくなる・食べたいものが食べられなくなるなど、生活 上にリスクを負うことになります。

食べるという行為は人間が元気に生きていくために欠かせない行動ですから、それができなくなると いうことは健康に生きていく上で大きな障害になると考えると恐ろしいですね。

■歯科医師 原田正守

矯正をしないことで起こる生活リスクとしては、虫歯・歯周病などになるリスクが挙げられます。矯正はただキレイな歯列になるだけでなく、お手入れのしやすい口腔環境になるという意味があります。歯同士が重ならずキレイに並んでいれば、磨きにくいところもないため磨き残しが少なくなるのです。

普通に歯磨きしていても歯と歯の間、そして歯と歯茎の間には歯垢が溜まりやすくなっています。矯正をしていればその領域も量も少なくて済みますが、矯正していない状態の場合は、気づかぬうちに歯垢が溜まり、放置されることで虫歯や歯周病になりやすい口腔環境になってしまうのです。

虫歯や歯周病になってしまうと、歯を失う可能性が非常に高まります。

虫歯は痛みがあるため気が付きやすいですが、歯周病の場合は何本も歯を失ってしまう可能性があるため注意が必要です。

■歯科医師 尾崎桂三

矯正をしないことで起こる生活リスクとしては、歯を失うことで体の健康を損なうリスクが挙げられます。

歯周病などの病気にかかって歯を失ったら入れ歯にすればいいという考え方もありますが、入れ歯 にした場合は自分の歯を保っているときと大きく異なることが2つあるのです。

1つ目は食事の味、2つ目は体力面です。食事の味についてですが、部分入れ歯にしただけでも味がよくわからなくなります。

ものを噛んだときの痛みが気になって食べることを楽しめなくなるという意見も多いです。

体力面に関しては転倒しやすくなるなど、踏ん張りが効かない場面が多くなります。

高齢者の場合は転 倒すると脚の骨を折って寝たきりになるなど、さまざまな問題が起こってくるのです。歯があればしっかり食いしばることもできるため、転倒などを防ぎやすくなります。

矯正をしなくてもしっかりメンテナンスできていれば問題ないですが、毎日通えるわけではありません。

歯垢が溜まっている状態を長く続ければ、それだけ歯や歯茎にダメージが蓄積することを覚えておきましょう。

歯を矯正してキレイな歯並びにすることは、あなたの健康を守り幸せな生活を守ることにつながります。

病気を未然に防ぐためにも、ぜひ矯正をして美しく健康的な歯を手に入れてみてください。