みなさんは、体の健康と歯の健康に関連があるという話を聞いたことがあるでしょうか。子供の頃は歯の健康診断を受けていたけれど、大人になってからそういえば歯医者に行っていない…と気付く方も多いのではないでしょうか。

体の健康には気を使っていても、歯の健康に気を配っていない人は多いものです。失ってみて、そのありがたみがわかったとならないように、歯と健康に気を配ってみてはいかがでしょうか。

綺麗な歯並びは健康な歯をつくり、健康な歯は健康な体をつくってくれます。今回は、歯と健康の関連、歯を綺麗に保つメリットについてご紹介していきます。

歯の健康が損なわれる原因

まずは、歯の健康が損なわれる原因について、ご紹介していきます。歯がたくさんある人と、少なくなってしまった人では、ご飯を美味しく食べられる率も変わってくるのはご存じでしょうか。

歯があれば食べ物が美味しく食べられるだけでなく、噛みしめることによって力を出すこともできます。歯の健康を損なった結果、歯を失ってしまうこともあります。歯を失ってしまう原因としては、どのようなものがあるのでしょうか。

1.虫歯

虫歯は進行してくると、痛みを伴うため自覚症状があります。放置してしまえば歯を失うこともありますが、痛みに気がついた段階で歯医者に行けば、歯を失うことはありません。

自覚症状が出た段階ですぐに対応するようにしましょう。せっかく綺麗な歯並びをしていたとしても、虫歯などで歯を失ってしまってはもったいないですよね。

2.歯周病

歯を失う最大の原因ともいえるのが、歯周病です。歯周病は痛みもなく、あまり自覚症状もないため、気づかぬうちにどんどんと症状が進行します。歯磨きで歯茎から血が出る・歯がぐらつくなどの症状が出たときには重度の歯周病になっており、歯を失う可能性が高いです。

また、口の中でどんどん感染が広がるため、虫歯のように1本だけではすみません。何本か一緒に抜けていってしまうことも、十分考えられます。静かに症状が進むので、未然に防ぐために定期的なメンテナンスを行うことが重要です。

まずは歯周病になっていないか、歯医者に行って確認してもらうことから始めましょう。

歯と健康の関連とは?

虫歯では大きな影響はありませんが、健康を害する危険性もあるのが歯周病です。歯周病と関連があるといわれている病気の中で、4つをピックアップしてご紹介します。

  • 心内膜炎

心内膜炎は心臓の血を運ぶ際の弁に、歯周病菌が感染することで炎症を起こすことがわかっています。心臓の病気を持っている方は特に注意したい病気です。

口の中だけの問題かと思っている方も多いかと思いますが、血液にも歯周病菌が回ってしまうことを知って未然に防ぎましょう。体の健康を保つためにも、定期的なメンテナンスでチェックできる体制を整えることが重要です。

  • 認知症

歯周病を防ぐことが認知症を減らすことにつながるといわれているのはご存じでしょうか。認知症にはアルツハイマーが原因のものと、脳の血管が原因になっているものの2種類があります。

脳血管性認知症の原因となるのが脳卒中で、その脳卒中を引き起こす原因になるのが、歯周病菌が促進する動脈硬化です。

歯周病菌は口の中だけでなく、体の中全体を回ってしまいますので、歯周病を防いで脳卒中をふせげば、脳血管性の認知症の発症を防ぐことができます。

  • 誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎は食べ物や唾液が肺に間違って入ってしまうことで、口の中の細菌が肺の中で炎症を起こしてしまうことをいいます。

嚥下(飲み込む)力が下がってしまった高齢者の方や、病気で飲み込む力が弱ってしまった方などが多く発症する病気として知られています。

誤嚥性肺炎にかかってしまった人の中で歯周病菌がたくさん見つかるケースもあることから、歯周病菌と誤嚥性肺炎には関連があると考えられているのです。

血液だけでなく、肺にも影響を及ぼす可能性がある歯周病菌をなくしていくことが健康につながるとわかりますね。

  • 肥満

歯周病の予防を心がけることで、肥満になりにくい生活を手に入れることができるといわれているのはご存じでしょうか。

肥満の大きな原因として、あまり噛まずに食べる、やわらかいものばかり食べる、間食が多い、不規則な食事サイクルなどが挙げられます。これらはすべて歯周病の原因になる行為なのです。

よく噛んで食べれば唾液が出るので口の中を清潔に保つことができます。また、やわらかいものは噛む回数を減らすだけでなく、歯の隙間に入る可能性も高いです。固いものを食べてよく噛み、唾液で洗い流せるようにすると、綺麗な状態を保ちやすくなります。

間食については、回数が減れば歯に食べカスがつく回数を減らせますよね。さらに規則的な食事サイクルがあれば、規則的に歯磨きもでき、間食の必要性を減らすことができます。

歯周病と同時に肥満を防ぐことができれば、万病の元ともいわれる肥満から体を守り、健康な歯と体を作ることができますよ。

綺麗な歯並びと歯を綺麗に保つことで得られるメリット

綺麗な歯並びと歯を綺麗に保つことで得られるメリットとしては、以下のようなものがあります。

1.メンテナンスがしやすい

綺麗な歯並びをしていると、歯磨きがしやすいためメンテナンスにかかる時間やコストも大幅にカットすることができます。なにより、口元が美しいことで人に与える印象も良いものに変わるはず。

今歯並びが悪いのであれば、目立ちにくいマウスピース矯正などで矯正をし、美しい歯並びを手に入れてみてください。一生モノの歯には投資を惜しまず、健康を保ちやすい状態を作ってあげましょう。

2.病気を防げる

先ほどご紹介した通り、歯周病の予防でさまざまな病気を防ぐことができます。体に歯周病菌が回ってしまえば多くの病気の引き金になりかねません。まずは大元を断って、健康な歯と体を手に入れましょう。

3.自信を持って人と接することができる

綺麗な歯並びと歯を手に入れれば、歯を見せて笑うことや、口臭を気にしなくてもよくなります。この2つが気になってしまうと、外に出ることが億劫になってしまう可能性もあります。人生の中でとても重要な人と出会う機会をなくしてしまわないように、ぜひ綺麗な歯と歯並びを手に入れてみてください。

まとめ

歯と健康の関連について、病気の例などを挙げてご紹介しましたが、健康を保つことは、健康な歯と歯並びとイコールになっていることがおわかりいただけたでしょうか。

綺麗な歯と歯並びをキープできれば、かかる可能性のある病気を防ぐことができますし、メンテンナンスしやすいというメリットがあります。

また、人生にとって重要な美味しく食事をとること、人と接する際にも自信を持って対応することができますよ。

人生を最大限楽しめるように、歯の健康に気をつけて過ごしてみてはいかがでしょうか。